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中型免許の取得方法と流れ

中型免許の取得方法と流れ

2023/07/28

物流の仕事などで、中型免許が必要となる車両をあつかうといったケースも決して珍しいことではありません。
このような中型の車両やトラックなどを運転するためには、普通自動車免許では乗ることができないため、別途中型車の免許を取得する必要があります。
今回は、この中型車の免許取得に必要とされる条件や、免許取得までの流れについてまとめてみました。

中型免許を取得するための条件とは?

中型車の免許を取得するためには、一定の条件をクリアしている必要があります。主な条件は以下の通りです。

年齢

年齢は、満20歳以上であることが条件となっています。
自動車教習所には、19歳で入校して教習を受けることができるところも多いのですが、仮免を申請する段階で20歳の誕生日を迎えている必要があるため注意が必要です。

資格

いきなり中型免許を取得しようとされる方はいないかと思いますが、最低でも普通自動車免許を取得している必要があり、2年以上経過していることが条件になります。
また、過去に免許の取り消し処分などを受けている場合には、中型免許の取得申請よりも前に、取り消し処分者講習を受けている必要があります。

視力

両目で0.8以上、片目で0.5以上の視力である必要があります。
これについては、コンタクトレンズやメガネ等での強制後の視力で構いません。

深視力

深視力においては、三桿法(さんかんほう)を用いた検査器による検査で、平均誤差が2cm以下で荒れることが条件とされています。
三桿法とは2本の棒の間を往復する棒を、2.5m離れた場所からみて、往復する中央の棒が両サイドの棒と水平になった瞬間にボタンを押して測定する仕組みになっています。
深視力は、奥行きや遠近感などを認識できるかどうかの検査になり、苦手とする人も多いものとなっています。

聴力

聴力は基本的に、日常会話ができる程度であれば問題がないとされています。
10メートル先の距離で、90デシベルの警音器の音が聞き取れるかどうかが基準とされています。
ただし、これについては補聴器などで聴力を補った状態でもOKとされています。

運動能力や病気など

自動車の運転に支障を及ぼすような身体障がいなどがある場合は条件外となります。
このほかには、特定の精神障がいなど、法廷で定められている病気にかかっていないかや、アルコール中毒などの病気症状を抱えていないかなどが条件となります。

中型免許取得の流れとは?

合では、次に一般的な中型免許を取得するための流れについて説明したいと思います。中型車の免許取得には、直接運転免許試験場へ行って受験をする方法もありますが、一般的には教習所へ通ったり合宿教習を受けて免許を取得します。
指定自動車教習所に通った場合は以下のような流れになります。

①自動車教習所に入校
②視力や聴力など身体的な条件を満たしているか検査
③所持している免許に応じた技能試験や講習(1段階教習)
④仮免許申請のための構内検定→仮免公布
⑤技能試験や講習(2段階教習)
⑥路上での卒業試験→合格
⑦運転免許試験場での適性試験
⑧中型自動車免許証の交付

まとめ

全体的な流れとしては、普通免許取得時の講習や技能試験とは変わりありません。
ただし、中型免許については学科試験が免除されています。通常の教習所では、中型8t限定免許を所持している場合で最短5日間ほどで取得が可能になりますが、平成19年以降に取得した普通自動車免許のみ所持しているという方の場合は、20日間の教習が必要となります。
さらに、中型二種になると、教習日数はさらに多くなり、最低でも40日~45日の教習を受ける必要があります。
合宿教習においても、基本的な流れや技能試験などは同じです。ただし、通常の教習所とは異なり、教習にかかる日数がぐっと短くなります。
利用される合宿所や所持している免許証によっても異なりますが、最短8泊9日の工程の中で免許習得が可能になります。8t限定解除の場合は、さらに短く3泊4日で取得が可能となっています。