2023/07/28
普通免許の合宿は最短でも2週間ほど、普通二輪(バイク)では1週間前後の期間が必要です。しかも合宿免許では原則として毎日教習があるために、まとまった休みが必要となります。
途中で外せない予定があって…、2週間まとまった休みが取れなくて…。
このように何かしらの事情で1日だけでも一時帰宅をしたいという方や、途中で数日間抜けてまた戻りたいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日程が定められているような合宿免許教習で、一時帰宅をするようなことは可能なのか…。
知らずに参加して失敗した!ということがないよう、合宿免許に参加した場合の一時帰宅のルールについて知っておきましょう。
合宿免許の一時帰宅
合宿免許の一時帰宅は原則できません。普通免許の合宿では最短で2週間ほど教習所が指定する宿泊施設に寝泊まりをして授業を受けることになります。
合宿免許では一時帰宅をしない前提で毎日のスケジュールがきっちりと決められています。そしてそれに合わせて授業を進めていく必要があります。
合宿免許はパックのカリキュラムとしてスケジューリングを効率的に行うことにより、繁忙期機関では1人でも多くの方を受入、閑散期では破格の値段で提供しているのです。一人一人のニーズを聞いてスケジューリングを行えば、それだけ手間がかかるために、閑散期の時期ではここまで格安に実現できませんし、繁忙期も受入数が少なくなるためさらに教習料金が高くなるでしょう。
合宿のプランの中ではホテルなどの外部との調整が必要なプランも多くあります。ここの調整を1件1件行うことになるとそれだけで相当な労力が必要となるため、合宿免許では原則一時帰宅が認められていないのです。
特別な条件により一時帰宅が許可されることもある
やむを得ない理由での一時帰宅
やむを得ない理由により一時帰宅が認められることもあります。
しかしながら、戻ってくる日は教習所指定の日程になるために、必ずしも希望する日程で戻れるとは限りません。
極力希望通りの日付に戻れるように最大限調整を行ってくださいますが、指導員の出勤数(空き具合)、車両の数、宿泊先の空き状況などがあり希望通りの日程で調整が出来ない事が多くあるのです。
先ほども申し上げた通り、合宿免許は一時帰宅をしない前提でスケジューリングをしています。ここを理解した上で合宿免許を選びましょう。
一時帰宅前提のプラン
ごくわずかですが、一時帰宅を前提としたプランもあります。代表例が年末年始のプランです。年末年始は仮免発行機関がお休みに入る事から多くの教習所も休みます。しかし一部で年末年始プランを提供している教習所があります。
年末年始では滞在プランと一時帰宅プランがあります。滞在するプランでは1/1の元旦は教習所の宿舎で過ごしていただきます。一時帰宅では教習所が指定する日付に一時帰宅し、年明けにまた教習所に戻ってくるプランです。
例として、2022年のマツキドライビングスクールグループの年末年始スケジュール表を見てみましょう。
入校日 | 一時帰宅日 | 教習再開 | 修了検定 | 卒業検定/th> |
---|---|---|---|---|
12月18日 | 12月22日 | 1月4日 | 1月5日 | 1月12日 |
12月19日 | 12月23日 | 1月4日 | 1月5日 | 1月12日 |
12月20日 | 12月30日 | 1月4日 | 12月26日 | 1月6日 |
12月21日 | 12月30日 | 1月4日 | 12月27日 | 1月7日 |
12月22日 | 12月30日 | 1月4日 | 12月28日 | 1月7日 |
12月23日 | 12月27日 | 1月4日 | 1月5日 | 1月12日 |
12月24日 | 12月28日 | 1月4日 | 1月5日 | 1月12日 |
12月25日 | 12月29日 | 1月4日 | 1月5日 | 1月12日 |
12月26日 | 12月30日 | 1月4日 | 1月5日 | 1月12日 |
12月27日 | 12月30日 | 1月4日 | 1月6日 | 1月13日 |
この様に一時帰宅が前提で合宿免許のプランが組まれています。年末年始プランは枠数は少ないですが、春休みや夏休みと比べて比較的料金が安いため人気です。少しでも安く合宿免許を実現したいと希望する方におすすめです。(上記プランの一時帰宅にかかる交通費は、規定額支給あり)
最新情報の冬休み情報はお問い合わせください。
仮免不合格による一時帰宅
また、一時帰宅を許可されるというのとは事情が少し異なりますが、仮免で3度不合格となった場合には、地元の免許センターで仮免を取得し合宿所へ再入校する形になります。
この際には、結果として一時帰宅するような形になります。上記でのやむを得ない一時帰宅同様に、入校者の希望日程で戻ってこれるとは限りません。
一時帰宅の際の交通費や宿泊の代金は?
一時帰宅前提のプラン以外では、一時帰宅にかかる費用は全て利用者負担となります。また、スケジュール変更料が追加で発生する教習所もあります。
また、多くの合宿免許では一時帰宅時の日数は宿泊日数保障には影響しないとしていますが、中にはホテルのシングルルームを個別にキープしている場合などは、一時帰宅中もその代金の請求対象とするケースや、相部屋へと移動扱いになる場合などもあります。
こちらについては、教習所の説明をしっかりと聞いておく必要があるでしょう。
合宿免許の一時帰宅 まとめ
合宿免許の一時帰宅について解説しましたが、いかがでしょうか。
教習所は一時帰宅を前提にスケジューリングをしていないために、原則不可となり、一時帰宅の了承を得れても利用者の負担が大きい為におすすめできません。
合宿で参加される方は一時帰宅しない事を前提に、まとまった休みが取って参加するようにしましょう。