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大型免許を取得するおすすめ方法を解説(通学・合宿・一発)

大型免許を取得するおすすめ方法を解説(通学・合宿・一発)

2023/07/28

大型免許を取得するまでの流れは、平成19年6月に施行された法改正によって、それ以前とは大きく変化しました。

法改正以前は「一発試験」とも呼ばれ、試験場で試験に合格できれば大型免許の取得が可能でした。その試験も構内でのテストのみで、とてもシンプルな構造でしたが、法改正以降は「構内試験」の他に「路上練習」「路上試験」「取得時講習」と、免許の交付までのステップが3つ追加されました。また、試験で使用する車両についても、法改正以前はおよそ8メートルの長さだったものが、法改正後はおよそ12メートルとかなり大きく変更されました。そのため、大型免許取得のために「一発試験」に挑戦することは以前よりも難しく、またメリットも少なくなったと言えます。

こういった事情により、「一発試験」の少ないメリットを選ぶよりも、「合宿免許」「通学免許」で大型免許の取得を目指す方が多くなっています。
今回は、「一発試験」に挑戦することのデメリット、そして合宿や通学で大型免許を習得することについて解説します。

一発試験のデメリット

大型免許の一発試験は「構内試験」「路上練習」「路上試験」「取得時講習」の4つのステップで実施されます。それぞれの内容とデメリットは以下の通りとなります。

構内試験

これは法改正以前にも行われていた試験で、試験場内で実際に車両を運転することになります。
試験自体は一日で終わりますが、いきなり大型車両を運転しても上手くいくことの方が少ないです。この日のためにある程度の練習をしてこなければいけません。
また新しい法規履行走行項目として、法改正後に追加された「路端停車・発進」「隘路」という項目は、どちらも一度で成功しなかった場合、4回の切り返しで中止となる難関な項目です。
更に試験が平日のみの予約制というのも、なかなか予定を立てにくく試験を受けにくい理由となっています。

路上練習

構内試験に無事合格すると、次は路上練習を行うことになります。
路上練習の規定として「3年以上大型免許の運転経験がある」人が助手席に乗り指導をすることになっています。合計で10時間の練習走行が義務付けられていますが、一日の練習時間は2時間までと決められているので、最低でも5日かかる練習を個人で行わなくてはいけないことになります。
また、大型車両自体も自身で手配しなければならず、規定の条件に合う同乗者を探すこと以外にも多くの手間がかかってしまいます。

路上試験

路上練習を行い、その申告書を試験場に提出すると路上試験を受けることができます。
内容は構内での駐停車と一般道での運転となり、そのどちらにも合格することで合格証明書が発行されます。こちらも予約制で、平日にしか行われていないので注意が必要です。

取得時講習

試験に合格したあとには、「大型免許取得時講習」「応急救護処置講習」の二つの講習を教習所で受ける必要があります。
教習所で予約を取れば受講することができるのですが、大型免許を取り扱っている教習所でしか実施されていないというのがネックです。取り扱っていない教習所も多いため、予約が集中してしまうとなかなか受講することができません。
以上の項目をクリアして、ようやく試験場で免許交付となります。最速で9日となりますが、それぞれの予約の取り辛さや手間を考えると実際にかかる時間はもっと長くなるでしょう。
「一発試験」と呼ばれていながら、この方法での免許取得には時間と手間がかかります。そこで、「一発試験」よりも早く楽に免許取得するには「合宿免許」がおすすめとなります。

大型免許を通学や合宿で取得する場合

大型免許を通学や合宿で取得する場合

通学や合宿で大型免許を取得する場合は、教習所を卒業した後は免許センターで適性試験を受け免許の交付となります。

合宿免許では無駄のないスケジュールを教習所側が組んでくれるので、一発試験では予約が取れなかったりするなど、困難な最短日数での免許取得がほぼ確実となります。通学でも予約が取れれば教習が順調に進めることができますので、合宿より長い期間になりがちですが一発試験よりも確実に目標期間内で免許の取得ができるでしょう。
「路上練習」についても、車両を用意したり同乗者を探したりといった手間がかかりません。プロの指導員がコツなどを教えてくれるので、試験の合格率もぐんと高くなることでしょう。

合宿免許では決まった期間で卒業できるというメリットがありますが、期間内は仕事を含め教習以外の予定を入れる事ができないことがデメリットです。一方で通学は仕事と両立することも可能ですが、午後は教習所が混みあうために教習の予約が取れずに卒業まで時間がかかってしまうことがデメリットです。
どちらも一長一短ありますので、運転免許取得の計画に沿った方法を選ぶと良いでしょう。